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手汗が異常なほどに出てきて、スマホを触ってもベタベタするし、上手く反応もしない…。
その他にも好きな人と手をつなげない、仕事で握手をするときに困る、紙がふやけてしまったりと、手汗で困ることは多いと思います。
あなたも1度は経験をしたことがあるのではないでしょうか?
そんなあなたに向けてこちらの記事では、手汗を抑えるための方法をご紹介していきまます。
どれも手軽で簡単にできるものばかりなので、ぜひ参考にしてみてください。
超簡単!どんなタイミングでもできる手汗対策とは?
それでは早速ご紹介していきます。
対策には様々な方法がありますが、私の個人的なオススメは『制汗パウダー』を使う手法です。
バッグで持ち歩けるし、いつでもどこでも手軽に使用できるというメリットがあるだけでなく、何より即効性があります。
なので急な対応で握手しないといけないようなタイミングであっても効果はバッチリなんです。
とは言ってもこれだけではわからないので、制汗パウダーを含めた対策方法をご紹介していきますね。
制汗パウダー
この制汗パウダーにも様々なものがありますが、その特徴として、使用してもヌメヌメとした質感に変化したりべたついたりせず、サラサラした状態をキープすることが出来るのです。
ですのでスマホもベタベタすることなく使用できますし、タップしても反応しないなんてことはありません。
また紙を触ってもふやけたりすることもしないし、好きな人と手をつないでも問題ありません。
制汗パウダーの中でも個人的にオススメなのが、『ファリネ』というアイテムです。
このファリネの最大の特徴が低刺激性のもので、肌の弱い人でも安心して使用が出来るということと、パウダーの粒子が非常に細かく、汗の出口をふさいでくれます。
市販などで販売されている制汗剤なのでも効果はあるのですが、使用する部分が背中や脇を中心としたものなので、効果は薄くなってしまいます。
なぜなら手汗というのはエクリン腺という汗腺から汗が出ますが、脇などの汗はアポクリン腺から出るのです。
なので、抑えておくべき汗腺が違ってくるので、脇や背中に使うものよりも手汗対策専用の制汗剤を使用したほうが効果的と言えます。
それに、手のひらには細かい筋がたくさん存在しているので、『ファリネ』みたいなとても細かい粒子を持つ制汗パウダーの方が使用ムラもなく、簡単に手汗を抑えることが出来るでしょう。
ちなみにファリネの粒子はおよそ0.002㎜というサイズで、エクリン腺のサイズと比べると約10分の1程度の大きさになります。
ただ、このファリネという制汗パウダー、価格が思った以上に高いというのがデメリットと言えます。
価格の部分が多少のネックにはなりますが、便利で良質であることには間違いはないので、もし手汗でお悩みであれば、ぜひ試してみると良いと思います。
手汗に効果的なツボを押して汗を止める
認知度は低いかもしれませんが、手汗に効果のあるツボが存在します。
そこを押すことで神経を刺激し、手汗を抑える効果が期待できます。
詳しい方法はこちらの記事でご紹介しているのでぜひご覧ください。
ただ、このツボを押して神経を刺激するという方法は効果に個人差があり、誰にでも効果を実感できるというわけではないので、空いた時間に試してみると良いかもしれません。
ミョウバン水を使って手汗を止める
この手法は意外と知っている人も多いのではないかと思います。
ですが、こちらも若干の注意が必要で、分量を間違えたりすると人によっては手がかぶれてしまったりすることもあるので、しっかりと軽量して作るようにしましょう。
ミョウバン水の作り方と使用方法はこちらの記事でご紹介しています。
病院でしっかり治療する
手汗がひどい状態のことを『手掌多汗症』と言って、これは立派は病気です。
病院に行くのが面倒であったり、何科か分からないと思っている人も多いと思います。
ですが、手汗が原因で私生活に支障が出たりすることもあるので、病院で治療して手術を受ける人もいるのです。
それなりのリスクもありますが、手汗を完治させたい場合は1度病院で相談してみると良いでしょう。
手術のリスクについてはこちらの記事で詳しくご紹介しているので、ぜひご参考にしてみてください。
手汗を原因別に対策!改善方法をご紹介!
ここからは手汗の原因別に対策をして、汗をかきにくい体質にする方法をご紹介していきます。
完治という点で言えば病院で手術をするのが1番手っ取り早いのですが、金銭的にも負担がかかりますし、副作用のリスクもあります。
ちょっと面倒ですが、地道ではありますが対策をして体質改善をしていくとこで手汗を阻止していきましょう。
制汗パウダーやツボ押しといった対策は、それまでの一時的な対処法としてとらえておいてください。
そして原因にはいくつかあるので、それぞれご紹介していきます。
ストレスや疲労が原因
日々のストレスや疲労が溜まることで自律神経のバランスが崩れてしまい、交感神経の活動が活発になってしまい汗腺のコントロールが上手くできなくなります。
そうなると普段以上に汗をかいてしまいます。
今の世の中でストレスなく過ごすというのは、まず無理と言っても過言ではありません。
もはやストレスからは避けて通ることはできないと思うので、うまく向き合い、解消・発散することを心がけると良いです。
「手汗が出てやばい…」と考えすぎるのもかえってストレスになったりするので、「手汗でしっとり保湿出来てる」というくらいの気持ちで過ごす方が、あまり気になりません。
あとは睡眠をしっかりとって、疲れを翌日に残さないように早めに寝るように心がけましょう。
睡眠時には交感神経と対となる副交感神経が優位になるので、身体も心もリラックスすることが出来ます。
緊張感・不安感が原因
緊張していたり不安な状態は、自律神経の中の交感神経が活発になっている状態で、この状態のときは通常よりも汗が出やすくなります。
緊張や不安というのは誰もが起こる現象なので、無くすというは正直無理でしょう。
ですが、こういった現象を抑え和らげる方法はあります。
それは腹式呼吸です。
緊張したり不安になることがあれば、まずは呼吸を腹式呼吸で整えると副交感神経が優位に働き、気持を落ち着かせて症状を抑えてくれます。
継続することで緊張や不安感を抱きにくくなるので、時間は必要ですが、ぜひ試してみてください。
ホルモンバランスの乱れが原因
この原因は特に女性に多い症状です。
月経や妊娠、更年期などによってホルモンバランスが乱れると、その影響で自律神経の活動が安定しなくなります。
そのせいで手汗が出やすくなるでしょう。
このホルモンバランスは体質的なものもありますが、普段の生活習慣を見直すことで改善することが出来る場合があります。
まずは睡眠時間の確保をして、なるべく毎日同じ時間に寝て起きるようにしましょう。
次にストレスをためない・ためても発散する方法を見つけるというのがおすすめです。
あとは簡単な有酸素運動を取り入れるとより効果的です。
ジョギングなどはきついという場合は、自宅でできるヨガやストレッチを行なっても効果があります。
睡眠不足が原因
先ほどから何度か説明の中に出てきていますが、睡眠不足も手汗の大きな原因となっています。
睡眠時間が毎日バラバラであったり、寝る時間が3時間などでは身体も心もしっかりとした休息をすることが出来ません。
このような状態が続くと自律神経がバランスを崩してしまい、結果として手汗が増えてしまう原因となります。
まずは1日7時間の睡眠を取り、なるべく同じ時間に就寝・起床をするように心がけましょう。
病気が原因
手掌多汗症の他にも手汗が多くなってしまう病気はいくつかあります。
ですが、それらの多くは手汗に限らず、全身性の多汗を伴っているので、もしあなたの汗が手のひらに限らず、その他の部位からも大量の汗をかくようであれば、1度病院で詳しく診察してもらうようにしましょう。
場合によっては糖尿病や自律神経失調症といった病気を患っている可能性もあります。
まとめ
いかがでしたか?
手汗には様々な原因があり、それぞれ対策方法も変わってきます。
根本的に直すのであれば時間もかかり大変ではありますが、地道な努力の積み重ねが改善の1番の近道です。
その間、汗は出てくると思うので、制汗パウダーやツボ押しといった方法で対処してみると良いでしょう。
毎日多忙の中、これらの対策をするのは大変かもしれませんが、リラックスする時間をしっかりと取ることが手汗にとってもあなたにとっても効果的です。
まずはゆっくり体を休めるようにしましょう。