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手汗で手がびしゃびしゃ

あなたは自分自身の手汗が一体どのレベルのものかって考えたことはありますか?

例えば手汗を「悩んでいる」レベルでいうとAさんよりBさんの方が深刻に悩んでいるとします。

しかし、実際に「手汗の症状」レベルで言うと、深刻に悩んでいるBさんよりあまり深く悩んでいないAさんの方が症状が重いということもあります。

これは「手汗に関しては症状のレベルに合わせて悩め!」と言っているのではなくて、実はそこまで悩まなくてもいいのに深く悩んでいると、いつしか精神的なものが原因で当初の手汗レベルより手汗の症状が重くなることを懸念しているのです。

自分自身の手汗に関してはきちんと「現状を正しく」認識して、そのレベルに合わせた改善策で対応することが何より大切です。

今回はあなたが悩んでいる手汗について、まずは「どうして手汗というものがあるのか」ということと、さらにあなたの手汗の症状レベルがどの程度なのかをセルフチェックできる情報をお届けします。

また、記事の最後にはそれぞれの手汗レベル別の手汗対応策もご紹介しているのでぜひあなたの手汗を改善させる参考にしてくださいね。

手汗なんて必要あるの?どうして手汗をかくのだろう??

あなたはそもそも「汗」ってなんのために存在しているかご存知ですか?

放熱のため?異性へのアピールのため?はたまた生理的反応?

そうですね、汗というのは体温を調節するためとか、辛い物などを食べたときの生理的反応の場合とか、さらにはフェロモン的に異性へのアピールになることも事実としてありますよね。

汗には大きく2つの種類があり、それぞれに大きな役割が与えられています。

体の機能を整えるための汗=エクリン腺からの汗

エクリン線からの汗

汗の役割として多くの人が認知しているのはやはり「体温調節のため」の汗になります。

この体温調節のための汗というのは「エクリン腺」と呼ばれる汗腺から発せられる汗で、主に体温が上がり過ぎた場合の「放熱」の働きがあります。

他には生理的反応で発せられる汗もこの汗になっています。

生理的反応で発せられる汗には、緊張や不安によって出されるものもあります。

この緊張や不安という精神的な反応によって発汗するのが「手汗」になるのです。

つまり、手汗というのは体温調節のために出てくるエクリン腺からの汗でありながら、実際には緊張や不安という精神的なものが原因となる汗であるわけです。

では、緊張や不安によってどうして汗が出てしまうのかというと、次のようなメカニズムによります。

  1. 精神的な興奮(不安なども精神活動にとってはある種の興奮です)
  2. 興奮が脳に伝わり、発汗中枢が覚醒、発汗の命令を出す
  3. 電気信号となった命令が中枢神経を伝わる→脳からの命令は胸椎へ
  4. 命令が胸椎から交感神経節に集まって、その後末梢神経を経て手の平のエクリン腺へ到達する
  5. 手から汗が出る。

こうしたメカニズムを経て、脳で受信した興奮は手へと伝わると「手汗」という形をとってしまうのですね。

フェロモン系の汗=アポクリン腺からの汗

わきからの汗はアポクリンセンからの汗

手汗で出てくる汗というのは、上の項目でご紹介したように「エクリン腺」からの汗なわけですが、だからこそ、手汗というのは量は多くても「におう」とうことはほぼないと思います。

きっとあなたが手汗で悩んでいたとしても、手汗がにおうということはほぼないのではと思いますがいかがでしょうか?

事実として、エクリン腺からの汗というのは成分のほとんどが水分で、残りがほぼナトリウム(塩)などであるために、どんなに汗をかいても汗自体がにおうということはほとんどありません。

しかしここからご紹介する「アポクリン腺」からの汗というのは、動物で言うところのフェロモンのような働きをする場合が多いので、汗をかいてしばらくすると汗をかいた部分がにおうようになるというのが一般的です。

そしてアポクリン腺という汗腺が多いのはワキの下や陰部になります。

動物の場合は、実際にアポクリン腺からの汗は異性に対するアピールに役立っていることが多いのですが、残念ながら人間ではアポクリン腺の汗のにおいが強すぎると、ワキの場合は「ワキガ」と言われるようになってしまいます。

ただ、ワキガと言われるほどにおいが強くない場合には、人間にとってもアポクリン腺からの汗のにおいはやはりフェロモンとして役立つことも大いにあります。

それぞれの汗の働き

以上の項目でエクリン腺の汗の働きと、アポクリン腺の汗の働きをご紹介しました。

まとめると、エクリン腺からの汗は主に体温調節を役割とし、精神的なものが原因の場合でもにおいを発するようなことはほとんどないということが言えます。

また、エクリン腺からの汗は不安や緊張など精神的なものが原因でも発汗することがあることもご紹介しました。

汗というのは種類によって必要な事情が確かにあるということもお伝えした通りです。

ただ手汗のように「手のひらに汗をかく」という状態をつくるのは人間が動物としては必要ない機能に思えますよね。

しかし太古、人間がまだ他の生き物であった頃には、緊張や不安を感じる際に手汗をかくことで「危険な状況からの脱出」がうまくいくように働いていたのかもしれません。

現代社会では「すでに不必要」になっている手のひらの汗ですが、もし太古であれば手汗をきちんとかける方が実は大切なことだったのかもしれませんよね。

一方で強くにおいすぎるとワキガのレッテルを貼られてしまうアポクリン腺の汗は、現代でも「フェロモン」として活躍することがある汗です。

過ぎたるは及ばざるが如しで、何事もほどほどが大切ではありますが、アポクリン腺の汗、エクリン腺の汗共に、本来は人間の生命活動においてとても大切なものであったことは確かですよね。

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あなたの手汗は一体どのレベル??

さて、前項まで汗そのものについての存在意義的なお話をしてきました。

ただ、どんなに汗が体にとって必要なものであったとしても、発汗し過ぎて悩みにしかなってないのであれば、それは辛いことですよね。

しかしながら、どんなことでも、本当にその悩みを解決しようとするのであれば「事実を客観的にとらえること」は大事です。

ですから、あなたの手汗についても「考えすぎ」なレベルなのか「やはり何らかの対処をした方が良い」レベルなのかはきちんと知っておくことが必要です。

手汗には「体質的な原因」と「精神的な原因」があり、また原因と合わせて「どんなレベルなのか」も把握することが大事なので、次に挙げるチェックであなたの手汗について客観的に調べてみてください。

体質的な手汗のチェック

  • 自分の手汗が「人より多い」と気にし始めた(気が付いた)のは25歳より若いとき
  • 両手・両足など左右対称の体部位に左右で同じくらいの汗をかく
  • 1週間を振り返ると1回以上の回数で手汗が気になるし、気にしてしまうくらい手汗が出ている。
  • リラックス時(就寝時や一人でいるときなど)は手汗をかくことはほぼない。
  • 近しい血縁者(祖父母・両親・兄弟・姉妹)に多汗症の人がいる。
  • 手汗が日常生活において「支障」になっていることがよくある

ここでご紹介している項目に2つ以上あてはまるものがある人は、体質的な手汗に悩んでいる人ということが言えます。

特に4つめの項目「リラックス時(就寝時や一人でいるときなど)は手汗をかくことはほぼない。」に当てはまる人は、交感神経が敏感な人、緊張しやすい人などということが言えるでしょう。

交感神経の過敏さが原因で手汗が多くなっている人は、皮膚科や心療内科で交感神経の興奮を抑える薬がもらえることもあるので医師に相談をしてみるのも良いでしょう。

こうした投薬で手汗を抑えることができる場合もあるので、やはり手汗であってもどんなことであっても、1度は自分自身の体に現れる症状について専門家に相談するのは大事なことと言えるでしょう。

あなたの手汗の「重症度」を知ろう!

手汗に悩んでいる…という人もその症状の重症度というのは千差万別で、「それって気にしすぎだよ!」という人から「これは確かに大変だね」という人まで様々です。

次に手汗の症状について4つのレベルをご紹介しますので、あなたの手汗レベルがどの程度か見てみてください。

【レベル1】軽度

  • 緊張した時などに手汗をかくことはあるが、そうした時以外はほとんど気にならない。
  • 手汗をかくことで「日常的に」支障があるという経験はない。

【レベル2】軽度と中度の間

  • ちょっと緊張したり、不安に思うことがあると手汗をかくが、そうした時以外にはほとんど気にならない。
  • 手汗が原因で「日常的に」困ることがたまにあるが、そこまで支障はない。

【レベル3】中度

  • 緊張した時だけでなく、ちょっとした不安など「ちょっとした」ことで手汗が出て、気になって我慢できない。
  • 手汗が原因で日常生活に支障が出ることがよくある。

【レベル4】重度

  • 緊張や不安にかかわらず、起きている時はほとんど手汗をかいていて、人との接触などに気が引ける。
  • 複数の人に手汗のことについて指摘を受けたことがある。
  • 手汗のために日常生活で常に困ることがある。

いかがですか?こうした症状を見ていてあなたの手汗レベルはどのくらいか大体把握できたでしょうか?

個人的にはレベル3くらいからは日常生活での支障も多くなり、手汗によるストレスも多くなるだろうと思われるので、できたらレベル3以上に当てはまるのであれば、自分の症状にあった何らかの対処法をほどこすと良いかなと思います。

手っ取り早くて効果があり、また持続するにもしんどくないのは手汗専用の制汗剤を使うことかな、とも思います。

最近は手汗専用で持ち運びやが外出先での使用も苦にならないデザインの手汗専用制汗剤(デオドラント)も発売しているので、そうしたものを試してみる価値はあります。

手汗を改善するには?

手汗はここまでにお伝えしてきたように体質的な要因+精神的な要因が症状を促進させるものです。

ですから、アプローチとしては「精神的なアプローチ」と「身体的なアプローチ」を絡ませて行うのがベストと思います。

精神的なアプローチ

精神的に解放されたら手汗も良くなる

最初に…手汗というのは体質的な原因が1番の原因なので、精神面からのアプローチだけで症状が全て改善するわけではありません。

しかし、緊張のしやすさとか興奮のしやすさ、不安の抱きやすさなどを改善することは可能で、こうした面から手汗をある程度抑制するのは可能です。

精神的なアプローチとしては認知行動療法などでのメンタル療法が効果的と言われています。

他にも、専門家の指示がなくても自宅で寝る前に「自分を思い切りリラックスさせる方法」というのを利用して、リラックスしやすい自分になる方法も効果的と言われています。

この方法では、寝る前などに自分を思い切りリラックスさせ、その際にアロマなどを用いることで、そのアロマを外出時にもにおうようにすることで緊張をほぐしやすくするのです。

たとえば就寝時にラベンダーのアロマを使って寝るようにした場合は、日常生活で緊張しやすい場面になる前に、ハンカチなどに染み込ませておいたラベンダーの香りを感じることで緊張をほぐすといった方法です。

香りの作用というのは人間が考えているより大きな効果があるので、会議で緊張しそう…とか試験で不安になりそう…ということが予めわかっているときは、こうした方法も手汗抑制に効果的ですよ!

物理的なアプローチ

手術

汗をかかないためにはどうするかというと、汗腺を取るか、もしくは汗腺があっても「発汗せよ」という命令が届かなくするかということに議論は行きつきます。

今のところ手汗に関しては汗腺を取ることは難しいので、発汗命令を届けさせないように「交感神経」を断つ方法が一般的です。

ただし、脳から出された手のひら方面への発汗指令が消えてなくなるわけではありません。

ですから手の平で汗が出ない場合は、他の場所が思わぬ汗をかくようになることが多かれ少なかれ発生します。

これを代償性発汗と言い、人によっては、この代償性発汗のせいで、手汗以上の悩みを持つようになる人もいるので要注意です。

手汗の手術のリスクの記事でも詳しく解説しているので、気になる方は目を通して見てください。

制汗剤を使ってみる

同じ「手汗を抑制する」という方法でも神経などを遮断することなく手汗対策ができる方法は「制汗剤」を使用することです。

手汗で悩む人の中には手汗の対策にも「ワキ用」の一般的なデオドラント系制汗剤を使用していた人は多くいます。

しかし、2015年4月にはついに手汗専用の制汗剤が発売され、使用者の間ではかなり話題になっています。

手汗専用の制汗剤と、精神的な手汗に対するアプローチを続ければ、かなり手汗の症状が改善できると言われています。

手術をするともし何か起きてはいけないことが起きた時、手術前の状態に戻すことは難しいですが、制汗剤での手汗改善なら、自分に合っていないと分かった時点で使用を止めれば様いわけですし、リスクも少なくて済みます。

手汗専用のデオドラント商品は現在2商品がリリースされているので、気になる方はランキングをチェックしてみてくださいね。

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管理人ゆうこ

管理人ゆうこ

私も以前までは本当に手汗に悩んでいました。「人に気持ち悪いと思われてしまったらどうしよう…」と一人で思い詰めて泣いていたこともあります。でも、手汗の悩みは思ったよりもかんたんに解消できるという事に気が付き、今では毎日が楽しいです。私と同じ悩みを抱えている方は、このサイトを参考にコンプレックスを解消してみてくださいね。